場所 埼玉県久喜市本町7丁目2-18
築城年数 永正15年(1518年)
築城者 足利政氏
埼玉県久喜市にある甘棠院が足利政氏館で、政氏の墓や古河公方の貴重な資料が納められているそうです。居館として機能していた時期は短い様子。
さらっと歴史を...
二代古河公方足利政氏は、永正3年(1506年)に古河公方内の権力争いにより、嫡男・高基と対立してしまいます。一時和解しますが永正7年(1510年)には、梁田氏、宇都宮氏に支持された高基と対立し敗れてしまいます。政氏は次男・義明とも対立しており、義明は下総国小弓城(現在の千葉県千葉市)を居所とし、小弓公方として独立すると古河公方の正当な後継者を主張し、兄高基と対立しています。
争いの末、政氏は古河城を明け渡し、下野国祇園城主小山氏を頼り落ち延びると高基と不利な形で和議を結び公方の位を譲ることになります。小山氏の庇護も受けられなくなると、岩槻城などを転々とした後、武蔵国久喜の館に移り隠居しました。
永正16年(1519年)に政氏が開いた寺院が甘棠院です。永正17年(1520年)には古河城を訪れ高基と対面、和解しています。享禄4年(1531年)に久喜の地で没した。
写真館
石碑と甘棠院の解説版 |
二つ引き家紋 |
山門です。 |
山門前の堀は見事! |
堀を散歩したくなります... |
中雀門と足利政氏館解説版 |
本堂 |
MAP
訪問日 2017.12.30
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