2018年1月1日月曜日

赤岩城(上野)



場所 群馬県邑楽郡千代田町赤岩桜山

築城年数 鎌倉時代

築城者 佐貫嗣綱


うんがーっと!!約4年ぶりの更新です。今後もゆるっと、よろしくお願いします。

さて、現在の邑楽郡千代田町にある光恩寺が赤岩城跡です。

わかりやすく言うと、鶴舞う形の群馬県の首の辺りといえば伝わりやすいですかね?

歴史としては詳しくわかりませんが、この辺を支配していた藤原秀郷の流れを組む佐貫嗣綱が築き、大佐貫館から移って居城としたが、嗣綱の子である広綱は青柳城を築き移って行ったとされます。

遺構としては、かなり埋まってしまっていますが寺門前の空堀と寺後方の土塁が残っています。大方は度重なる洪水により消滅してしまったようです。また、北東部には堂山古墳の前方後円墳がり、前方部には館林城を築城したとされる伝承があり、佐貫氏の一族である赤井照光の墓が建てられていて、後方部には鐘楼があります。古墳は見張台として使われいたという記録もあるようです。

その他に日本で最初の女医であり、小説『花埋み』渡辺淳一著の主人公である渡辺吟子の生家門が埼玉県妻沼から移築されていて、吟子さんの像も建てられています。

城近くには戦国時代末に船による輸送、船を繋つなぎ合わせて武士団を渡したと上杉謙信の文献に記されている歴史ある赤岩渡船に乗ってみるのもイイかもしれませんよ!
佐貫嗣綱は、この船輸送を抑えるための城を築いたのかもしれません。


写真館

寺前の空堀
空堀
赤井照光の墓
鐘楼
荻野吟子像
荻野吟子生家長屋門
赤岩渡船



MAP


訪問日 2017.12.31

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